研究情報 研究成果(研究成果課題集) 研究成果(詳細説明) 本県沿岸における貝類への有機スズの影響
本県沿岸における貝類への有機スズの影響 環境ホルモンが沿岸域の生物に及ぼす影響に関する研究(平13〜15年度) 研究のねらい 近年、生体外からの物質で体内の内分泌系に影響を及ぼす内分泌撹乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)が問題となっており、国内外でその影響が報告されている。国内での事例として、有機スズ(トリブチルスズ化合物)による巻貝類の雌の雄化(インポセックス)が知られている。そこで、本県において貝類を指標としたモニタリングを行った。 研究の成果 ・巻貝類のイボニシについては、21調査点中20地点においてイボニシの生殖不能な重度の影響を受けた個体は観察されず、本県沿岸における有機スズ化合物の影響は軽微と考えられた。 |
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