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静岡県水産・海洋技術研究所


 

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漁海況情報:沿岸漁業関係

 漁業情報 パンくずリスト矢印 漁海況情報 パンくずリスト矢印 沿岸漁業関係

シラス(12月)

 県内7港における1日1か統当たりの水揚量は、遠州灘(新居、舞阪、福田、御前崎)が92kg、駿河湾(吉田、用宗、由比)が83kgであった。平均水揚量は87kgで前年同月(188kg)の46%、平年*同月(過去5か年平均:149kg)の58%であった。また、総水揚量は40トンで前年同月(255トン)の16%、平年同月(120トン)の33%で前年及び平年同月を大きく下回った。平均単価は2,217円/kgで前年同月(1,127円/kg)の2.0倍、平年同月(1,422円/kg)の1.6倍で、前年及び平年同月を大きく上回った。

主要7港のシラス水揚量

漁 港

水揚量(トン)

延日数

延統数

平均水揚量(kg/統)

平均単価(円/kg)



新 居

1.1

4

14

82

1,571

舞 阪

7.4

6

89

83

1,613

福 田

2.0

4

42

47

2,040

御前崎

6.6

5

41

161

1,684

駿

吉 田

9.2

6

153

60

2,667

用 宗

13.8

9

124

111

2,574

由 比

-

-

-

-

-

R6年 12月計

40.1

34

463

87

2,217

R5年 12月計

254.6

70

1,354

188

1,127

R4年 12月計

39.0

29

506

77

2,068

*各港の数値は四捨五入しているため、各港合計と月計の値は一致しない場合がある。

*平年:過去5か年(令和元年〜令和5年)の平均値

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サクラエビ(12月)

 12月の出漁日数は8日、水揚量は138.3トンであった(前年同月の出漁日数は10日、水揚量は152.4トン)。主漁場は大井川沖〜榛原沖であった。水揚げされたサクラエビは体長31〜33mmにモードを持つ当歳エビと40〜41mmにモードを持つ1歳エビで構成されていた。
 なお、今秋漁は12月25日夜の操業で終漁し、総水揚量は189.0トン、出漁日数は15日であった。

 

サクラエビ水揚量

期 間

水揚量(トン)

日 数

漁 場

R6 年12 月上旬

91.4

5

大井川沖〜榛原沖

R6 年12 月中旬

25.8

2

大井川沖〜榛原沖

R6 年12 月下旬

21.1

1

榛原沖

R6 年12 月 計

138.3

8

大井川沖〜榛原沖

R5 年12 月 計

152.4

10

大井川沖〜相良沖

R4 年12 月 計

103.3

5

大井川沖〜相良沖

R3 年12 月 計

75.2

7

吉田沖〜相良沖

    *−:出漁なし

 

 

定置網(12月)  

 伊豆半島東岸大型定置網7か統(伊豆山、古網、川奈、富戸、赤沢、北川、谷津)の水揚量は149.7トンで、前年(161.4トン)の93%、平年(284.9トン)の53%であった。また、1か統当たりの水揚量は21.4トン(前年:23.1トン、平年*:40.7トン)であった。水揚量の多い漁場は、古網漁場(40.1トン、マルソウダ、さば類、スルメイカ)、次いで北川漁場(25.7トン、さば類、マルソウダ、スルメイカ)であった。
多獲された魚種の水揚量は以下(表)のとおりで、さば類は35.5トン、前年比99%、平年比48%であった。水揚げされたさば類のうち、マサバは3.1トン、前年比38%、平年比65%、ゴマサバは32.4トン、前年比1.2倍、平年比46%であった。マルソウダは32.8トン、前年比1.7倍、平年比2.7倍であった。メアジは13.2トン、前年比5.2倍、平年比2.3倍であった。スルメイカは10.8トン、前年比1.0倍、平年比35%であった。クサヤモロは8.0トン、前年比40.6倍、平年比36.2倍で、平成9年以降、最も水揚量が多かった。
多獲された魚種の主な漁場は、以下(表)のとおりで、各漁場の水揚量の割合は、さば類では北川漁場が31%(10.9トン)、古網漁場が27%(9.6トン)、マルソウダでは古網漁場が40%(13.1トン)、谷津漁場が21%(6.9トン)、メアジでは川奈漁場が43%(5.6トン)、谷津漁場が26%(3.4トン)、スルメイカでは古網漁場が31%(3.4トン)、北川漁場が21%(2.2トン)、富戸漁場が16%(1.7トン)、クサヤモロでは赤沢漁場が54%(4.3トン)、北川漁場が24%(1.9トン)、谷津漁場が17%(1.3トン)であった。

 

参考表: 多獲された魚種の水揚量と主な漁場

魚 種

水揚量(トン)

前年比

平年比

主な漁場

さば類

35.5

0.99

0.48

北川、古網

マルソウダ

32.8

1.71

2.70

古網、谷津

メアジ

13.2

5.22

2.30

川奈、谷津

スルメイカ

10.8

1.04

0.35

古網、北川、富戸

クサヤモロ

8.0

40.64

36.16

赤沢、北川、谷津

※ 平年比は昭和57〜令和5年の平均値

 

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まき網(いわし類)(12月)

 マイワシの水揚量は、小川港では0.013トン(前年同月比3.8倍、平年*同月比1%)、伊東港では0.002トン(前年同月比0.01%、平年同月比0.004%)、沼津港、静浦港では水揚げがなかった。カタクチイワシは小川港、伊東港、静浦港、沼津港では水揚げがなかった。

  なお、伊豆半島東岸の大型定置網7か統の水揚量は、マイワシは0.04トン、カタクチイワシは水揚げがなかった。

 

 

 

 

 

*平年:過去5か年(令和元年〜令和5年)の平均値

 

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