シラス(5月) 県内7港における1日1か統当たりの水揚量は、遠州灘(新居、舞阪、福田、御前崎)が275kg、駿河湾(吉田、用宗、由比)が155kgであった。平均水揚量は235kgで前年同月(215kg)の1.1倍、平年同月(過去5か年平均:388kg)の61%であった。また、総水揚量は398トンで前年同月(413トン)の96%、平年同月(860トン)の46%で前年同月並であったが、平年同月を大きく下回った。平均単価は1,239円/kgで前年同月(1,686円/kg)の73%、平年同月(747円/kg)の1.7倍で、前年同月を大きく下回ったが、平年同月を大きく上回った。
主要6港のシラス水揚量
*各港の数値は四捨五入しているため、各港合計と月計の値は一致しない場合がある。 *平年:過去5か年(平成31〜令和5年)の平均値
サクラエビ(5月) 5月の出漁日数は5日、水揚量は93.6トンであった(前年同月の出漁日数は9日、水揚量は111.3トン)。主漁場は戸田沖、田子の浦沖〜由比沖であった。漁獲されたサクラエビの体長組成は40mmにモードがあった。
サクラエビ水揚量
*−:出漁なし
定置網(5月) 伊豆半島東岸大型定置網7か統(伊豆山、古網、川奈、富戸、赤沢、北川、谷津)の水揚量は433.5トンで、前年(326.8トン)の1.3倍、平年(469.2トン)の92%であった。また、1か統当たりの水揚量は61.9トン(前年:81.7トン、平年:67.0トン)であった。水揚量の多い漁場は、北川漁場(103.0トン、マルソウダ、マアジ、さば類)、次いで古網漁場(81.8トン、マルソウダ、マアジ、ブリ)であった。 多獲された魚種の主な漁場は、以下(表)のとおりで、各漁場の水揚量の割合は、マルソウダでは古網漁場が32%(50.2トン)、北川漁場が27%(42.4トン)、マアジでは北川漁場が29%(33.1トン)、赤沢漁場が15%(17.5トン)、ブリでは富戸漁場が38%(23.4トン)、川奈漁場が30%(18.6トン)、赤沢漁場が15%(9.2トン)、さば類では北川漁場が46%(15.6トン)、富戸漁場が30%(10.3トン)、イサキでは谷津漁場が46%(3.8トン)、伊豆山漁場が15%(1.2トン)であった。
参考表: 多獲された魚種の水揚量と主な漁場
※ 平年比は昭和57〜令和5年の平均値
まき網(いわし類)(5月) マイワシの水揚量は、沼津港では28.9トン(前年同月比2.6倍、平年同月比8.3%)、小川港では47.3トン(前年同月比41倍、平年同月比26.2%)、伊東港では5.0トン(前年同月水揚げなし、平年同月比12.7%)、静浦港では水揚げがなかった。カタクチイワシは小川港で0.2トン(前年同月比1.7倍、平年同月比2.4%)、伊東港、静浦港、沼津港では水揚げがなかった。 なお、伊豆半島東岸の大型定置網7か統の水揚量は、マイワシは0.3トン、カタクチイワシは0.02トンであった
*平年:過去5か年(平成31〜令和5年)の平均値
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