シラス(10月) 県内7港における1日1か統当たりの水揚量は、遠州灘(新居、舞阪、福田、御前崎)が76kg、駿河湾(吉田、用宗、由比)が108kgであった。平均水揚量は95kgで前年同月(84kg)の1.1倍、平年同月(過去5か年平均:188kg)の51%であった。また、総水揚量は92トンで前年同月(82トン)の1.1倍、平年同月(270トン)の34%で前年を上回ったが、平年同月を大きく下回った。平均単価は1,754円/kgで前年同月(2,003円/kg)の88%、平年同月(900円/kg)の2.0倍で、前年同月を下回り、平年同月を大きく上回った。 主要7港のシラス水揚量
*各港の数値は四捨五入しているため、各港合計と月計の値は一致しない場合がある。 *平年:過去5か年(令和元年〜令和5年)の平均値
定置網(10月) 伊豆半島東岸大型定置網7か統(伊豆山、古網、川奈、富戸、赤沢、北川、谷津)の水揚量は287.9トンで、前年(375.6トン)の77%、平年(319.9トン)の90%であった。また、1か統当たりの水揚量は41.1トン(前年:62.6トン、平年:45.7トン)であった。水揚量の多い漁場は、古網漁場(119.1トン、ヤマトカマス、マルソウダ、さば類)、次いで伊豆山漁場(54.7トン、ヤマトカマス、さば類、マルソウダ)であった。 多獲された魚種の主な漁場は、以下(表)のとおりで、各漁場の水揚量の割合は、ヤマトカマスでは古網漁場が48%(52.9トン)、伊豆山漁場が19%(20.6トン)、谷津漁場が15%(16.9トン)、マルソウダでは古網漁場が77%(26.9トン)、さば類では古網漁場が43%(14.8トン)、伊豆山漁場が30%(10.5トン)、北川漁場が17%(5.7トン)、クサヤモロでは赤沢漁場が44%(6.8トン)、川奈漁場が31%(4.8トン)、谷津漁場が16%(2.4トン)、シイラでは谷津漁場が42%(6.1トン)、古網漁場が19%(2.8トン)、北川漁場が18%(2.5トン)であった。
参考表: 多獲された魚種の水揚量と主な漁場
※ 平年比は昭和57〜令和5年の平均値
まき網(いわし類)(10月) マイワシの水揚量は、沼津港では33.7トン(前年同月比97%、平年同月比2.7倍)、伊東港では0.02トン(前年同月比0.1%、平年同月比0.1%)であった。小川港、静浦港では水揚げがなかった。カタクチイワシは小川港、伊東港、静浦港、沼津港では水揚げがなかった。 なお、伊豆半島東岸の大型定置網7か統の水揚量は、マイワシは0.02トン、カタクチイワシは水揚げがなかった。
*平年:過去5か年(令和元年〜令和5年)の平均値
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