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静岡県水産・海洋技術研究所 伊豆分場

 研究成果の紹介  アオリイカの生態と資源管理

アオリイカの生態と資源管理

研究のねらい

アオリイカは経済価値が高く、釣りや定置網漁業の重要な対象種となっているため、成長や産卵等生態に関する知見を蓄積し、資源管理によるアオリイカ資源の 維持増大を図ることを目指しています。

研究の成果

伊東市場における調査から、産卵期は5〜7月であり、その年生まれの稚仔が10月には体長13cm、体重0.2kg、翌年5月には24cm、0.7kg、 8月には26cm0.9kgになることが分かりました。

また、産卵期には体長30c以下の個体に雌が多い傾向があることから、小型の雌個体を保護し、産卵後に漁獲することが望ましいと考えられました。 

つがいで遊泳するアオリイカ
そだを沈めて繁殖保護を図る

つがいで遊泳するアオリイカ
(雌は生殖腺が透けて見える)

そだを沈めて繁殖保護を図る

ふ化直前の卵
産卵期のアオリイカの体長別性比

ふ化直前の卵

産卵期のアオリイカの体長別性比

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