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研究成果の紹介
定置網漁業の漁況情報システム
定置網漁業の漁況情報システム
研究のねらい
定置網は海の中に網を張り,来遊してくる魚群を漁獲する日本古来の漁法である。その定置網の魚種別漁獲量を日別に集計し,漁業経営資料,および,本県沿岸に来遊する魚種の季節的特長や沿岸漁場生産力の指標とする。
研究の成果
1 本県の定置網漁獲魚種は、春先に北上する魚(カツオ、メジ等)、本県沿岸で成長する魚(アジ、スルメイカ等)、秋口に東北海域から南下する魚(サンマ、ブリ等)の3種類に分類できた。
2 相模湾内の魚群移動は魚種により、また季節により変化するが、大方は相模湾奥部海域から伊豆沿岸海域への移動が多い。
3 相模湾内での定置網の漁獲量は魚種による変動は大きいが、総漁獲量はほぼ一定している。
成果の利用状況
漁獲量データベースによる年々の変動傾向から、ブリ、アジ、イカ等の漁況予測を行っている。 |
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定置網での水揚げ |
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相模湾定置網漁況予想システム |
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