研究成果の紹介 キンメダイの資源管理
キンメダイの資源管理
研究のねらい
キンメダイは伊豆半島,房総半島の沿岸から伊豆諸島の海域の水深200m以深の深海に分布し,本県の年間漁獲量は5,000〜6,000トンにのぼる重量資源である。200カイリ体制の定着後沿岸漁業の重要性が増し,資源管理の必要が生まれてきた。このため、キンメダイの生態調査および管理手法の開発に着手してきた。
研究の成果
1 漁業の現状:本件にキンメダイの漁獲量は5,000〜6,000トンの範囲を増減し、その水揚げ金額は40億円程度である。
2 分布・生態:房総半島から遠州灘沖合いの水深100〜800mの海山周辺海域に分布し4〜5才まで沿岸漁場に分布し、その後次第に沖合いの漁場に移動している。
3 資源診断:資源:漁業・経営の変化に応じた漁業管理モデルを開発した。その結果、資源水準はやや低いと診断された。
成果の利用状況
キンメダイの漁業管理の手法として,沖合いの親魚および沿岸の小型魚の保護を漁業者組織のなかで決定し実行している。 |
|
|
キンメダイの幼魚 |
キンメダイ漁に関する取り決め |
▲画面トップにもどる
|