浜名湖の生物

 水産・海洋技術研究所浜名湖分場 パンくずリスト矢印 浜名湖の生物 パンくずリスト矢印 軟体動物

浜名湖の生物:軟体動物(貝類、イカ・タコ類)

ここでは、浜名湖でよく見られる軟体動物(なんたいどうぶつ:貝やイカ・タコの仲間)について説明します。

 貝の仲間


アサリ

大きさ:殻長約4cm

分布:サハリン〜日本、朝鮮半島、中国

色・形:いろいろな色や模様をしている二枚貝。殻は厚く、よくふくらんだ卵形。

生態等:
潮間帯から水深約10mのジャリ底や砂泥底にすんでいる。
浜名湖の重要な水産物の1つである。

アサリ

 


ツメタガイ

大きさ:殻高約9cm

分布:北海道南部以南、朝鮮半島、中国沿岸、東南アジア

色・形:殻は褐色、殻底が白色、胎殻は黒色の巻き貝。フタは半月形。

生態等:
内湾の潮間帯から水深約50mの細砂底にすむ。
肉食性で、底中に潜入してアサリなどの他の貝に穴を開けて食べる。
浜名湖では在来種であるが、平成13年ごろから増加し、アサリの食害が問題になった。

ツメタガイ

     


マガキ

大きさ:殻長約8cm

分布:北海道〜九州、朝鮮半島、沿海州、中国大陸沿岸

色・形:黒色と白色の二枚貝で、内面は白色。殻はやや薄く、左殻はややふくらんでいる。殻の表面には太い放射状のスジがある。

生態等:
潮間帯の岩礁に固着するか、砂礫底に密集してカキ礁をつくる。
食用にされる。浜名湖では養殖も行われている。

 

マガキ

  

タコの仲間  


マダコ

全長:60cm

分布:本州〜九州;東シナ海、台湾

色・形:体色は周囲の色に合わせて変化させる。体表には細かい編み目模様がある。

生態等:
潮間帯から水深200mの岩礁や砂泥底にすむ。産卵は夏〜秋。
穴の天井などに卵を産みつけ、母ダコはそれを保護する。食用にされ、水産上重要種である。

マダコ

 

   


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