シュードダクチロギルス症
<原因>
寄生虫性の疾病。病原寄生虫は単生虫のPseudodactylogyrus属の3種、P. bini、P. anguillaeおよびP. microrchisである。宿主の上皮や粘液細胞などを摂取して栄養源とする。
<症状>
シュードダクチロギルスが大量に寄生すると、とくにそれが幼稚魚であった場合、摂餌しないため成長が阻害される。多数の寄生を受けているウナギの鰓は粘液が大量に分泌され、上皮増生によって、肉眼的にも鰓が腫れて見えることもある。
シュードダクチロギルスの寄生は周年観察されるが、流行期は夏の高水温時である。感染源は池中の卵と魚体上の成虫である。
かつての露地池養鰻では寄生による被害の報告はなかったが、ハウス加温養鰻が行われるようになって、大量寄生による成長不良の例が見られるようになった。高水温と高密度飼育が本寄生虫の増殖に好適な環境をつくりだしているためと考えられる。
<予防>
池の消毒や乾燥が不十分だと虫卵が残っている可能性があるので、とくにシラスウナギを導入する際には池の消毒をしっかり行う。
参考文献
(若林久嗣:ウナギのパラコロ病.魚病学(江草周三編)恒星社厚生閣(一部改変)より)
Pseudodactylogyrus sp. |
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