トピックス 飛び出せ!増・養殖の最前線~天竜川~
富士養鱒場の総務事務職員からのレポートです。
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静岡県には、川や池の資源を守るため、より良い魚を育てるために尽力されている人たちがたくさんいます。
そんな方々をサポートすることも富士養鱒場の大切な仕事です。
今回は、そんな増・養殖の最前線の現場を少しご紹介します。
<天竜川の調査~アユを守るために~>
アユの渓流釣りが盛んな天竜川では、地元漁協の皆さんが年に数回、
アユのふ化仔魚(卵からふ化したばかりの赤ちゃん)の数を調べています。
アユの卵は夜になるとふ化し、まだ泳ぐことができない仔魚は流れに乗って海に出ていきます。
漁協の方々は寒いこの時期に夜の川に入り、ネットで流れてくる仔魚をキャッチして、その数を手作業で数えます。
多いときには、1回の採取で数千尾の仔魚がとれることもあります。
流下仔魚の数を調べることで将来のアユの数を予測することができ、生態系の維持や良い釣り環境をつくる参考となります。
調査をする漁協のみなさん たくさんの糸のようなものがアユの赤ちゃん