水技研らいぶらりぃ 水技研デジタルアーカイブス:動画閲覧室
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■サクラエビの遊泳 ■マリアナ海難事故慰霊の様子 ■タカアシガニの脱皮 ■富士丸操業風景 サクラエビは日本国内において静岡県だけで漁獲されており、静岡県の特産物として広く知られています。また、桜色のじゅうたんの様に広がる天日干し中のサクラエビや夜の駿河湾に浮かぶ漁火は、春と秋の漁期中に見られる風物詩となっています。 生きたサクラエビを実際に見る機会は少ないのですが、水槽で遊泳するサクラエビの様子を撮影しましたので紹介します。 昭和40年10月7日に北マリアナ諸島のアグリガン(アグリハン)島付近において、台風による遭難事故で静岡県の漁船7隻、209名の乗組員が犠牲になりました。この大惨事からすでに40年以上が経過しています。 この悲劇を風化させないために、平成21年秋に実施した水産・海洋技術研究所「富士丸」の南方カツオ調査の航海途中において、改めて慰霊を行いました。花束、清め酒、209個の供養おにぎり、ご遺族から寄せられた供物を犠牲者に供え、慰霊文とご遺族からの手紙を読み上げることで、平成21年11月23日アグリガン島南西沖で慰霊を実施しました。この慰霊をとおして、関係者に安全航海の重要性を再認識していただけたら幸いです。 タカアシガニは世界最大のカニとして知られていますが、その脱皮の瞬間をビデオに記録した例はほとんどありません。今回、その貴重な映像をビデオ撮影(約8分間)することに成功しました。 平成18年2月に伊豆半島沿岸で漁獲された甲幅約13cm、全長約80cmの未成熟雌を、県水産・海洋技術研究所駿河湾深層水水産利用施設内に搬入し、駿河湾深層水中で飼育したところ、平成19年4月16日17時頃脱皮を開始。 約2時間かけて無事に脱皮を完了しひとまわり成長しました。 水産・海洋技術研究所では、駿河湾深層水を利用することにより、深層水に生息するエビやカニ類の長期飼育に成功しており、今回もその成果の一つです。 水産・海洋技術研究所の遠洋漁業調査指導練習船「富士丸」は、主にカツオ・マグロ等遠洋・近海漁業に関する調査指導と焼津水産高校ならびに漁業高等学園生徒の実習指導を行ってきましたが、平成21年度をもって廃船となりました。。 過去における富士丸の操業の様子を紹介します。 1.富士丸水中カメラ 富士丸に装備されている水中カメラの映像です。船上からは餌の「サバヒー」を投入しており、それに向かってカツオが集まっている場面が映されています。 2.「なぶら」 魚が群れをなして水面上に現れた状態を「なぶら」と呼びます。今回の富士丸の航海で見ることができたものの中でも、比較的はっきりと映像にとらえることができたものです。 3.竿釣りの操業風景 「竿釣り」の操業の様子です。途中、「なぶら」を追いながら操業する様子を見ることができます。
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