光センサーを用いた水産物の品質評価　水産物品質保持技術基礎調査事業（平成11〜15年度）

研究のねらい

・ 水産物にとって、脂肪含量や鮮度は重要な品質評価項目である。
・ 品質評価には化学分析などを必要とすることから、経験や勘に頼っているのが現状である。
・ 光センサー（近赤外分光器）を用いて、実際の流通現場などで非破壊で迅速に、脂肪含量や鮮度を評価できる測定方法を開発する。

研究の成果

・ 卓上型近赤外測定器によるマアジ、マサバの脂肪含量を測定する方法を開発した。
・ ポータブル型近赤外測定器によるマサバの鮮度を評価する方法を開発した。
・ ハンディー型近赤外測定器によるマアジおよびその干物の脂肪含量を精度良く測定する方法を開発した。本装置の実用化の可能性は高い。

水産用に開発したハンディー型測定器 （重量750gと軽量）	鮮魚マアジの脂肪含量の測定
ポータブル型によるマサバの鮮度推定結果	ハンディー型による凍結マアジの脂肪含量推定結果