シラス(3月) 県内7港における1日1か統当たりの水揚量は、駿河湾(由比、静岡、吉田)が357kg、遠州灘(御前崎、福田、舞阪、新居)が526kgであった。平均水揚量は435kgで前年同月(163kg)の2.7倍、平年同月(過去5か年平均:402kg)の1.1倍であった。また、総水揚量は248.1トンで前年同月(121.0トン)の2.1倍、平年同期(283.3トン)の87.6%で前年同月を大きく上回ったが、平年同月を下回った。平均単価は676円/kgで前年同月(1,455円/kg)の46%、平年同月(719円/kg)の94%で前年同月を大きく下回り、平年を下回った。
主要6港のシラス水揚量
*各港の数値は四捨五入しているため、各港合計と月計の値は一致しない場合がある。 *平年:過去5か年(平成31〜令和5年)の平均値
サクラエビ(3月) 令和6年の春漁は3月25日が初漁日であった。3月の出漁日数は2日、水揚量は28.1トンであった(前年同月は出漁なし)。主漁場は戸田沖であった。漁獲されたサクラエビの体長組成は32〜34mmと35〜37mmにモードがあった。
サクラエビ水揚量
*−:出漁なし
定置網(3月) 伊豆半島東岸大型定置網7か統(伊豆山、古網、川奈、富戸、赤沢、北川、谷津)の水揚量は581.0トンで、前年(296.5トン)の2.0倍、平年(376.9トン)の1.5倍であった。また、1か統当たりの水揚量は83.0トン(前年:42.4トン、平年:53.8トン)であった。水揚量の多い漁場は、伊豆山漁場(147.8トン、マイワシ、ブリ、マアジ)、次いで北川漁場(101.0トン、マイワシ、マアジ、マルソウダ)であった。 多獲された魚種の主な漁場は、以下(表)のとおりで、各漁場の水揚量の割合は、マイワシでは伊豆山漁場が30%(111.0トン)、北川漁場が21%(76.4トン)、ブリでは川奈漁場が30%(21.6トン)、伊豆山漁場が30%(21.5トン)、富戸漁場が19%(13.4トン)、さば類では古網漁場が30%(16.7トン)、富戸漁場が29%(15.9トン)、赤沢漁場が19%(10.3トン)、マアジでは北川漁場が24%(8.1トン)、川奈漁場が20%(6.5トン)、伊豆山漁場が17%(5.6トン)、赤沢漁場が16%(5.3トン)、マルソウダでは北川漁場が35%(6.5トン)、富戸漁場が35%(6.5トン)、伊豆山漁場が16%(2.9トン)であった。
参考表: 多獲された魚種の水揚量と主な漁場
※ 平年比は昭和57〜令和5年の平均値
まき網(いわし類)(3月) マイワシの水揚量は、沼津港では1,347トン(前年同月比1.8倍、平年同月比86.1%)、小川港では1,056トン(前年同月比1.6倍、平年同月比1.4倍)であった。伊東港、静浦港では水揚げがなかった。カタクチイワシは、伊東港、静浦港、沼津港、小川港いずれも水揚げがなかった。 なお、伊豆半島東岸の大型定置網7か統の水揚量は、マイワシは371.6トン、カタクチイワシは0.04トンであった。
*平年:過去5か年(平成31〜令和5年)の平均値
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