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静岡県水産・海洋技術研究所


 

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漁海況情報:沿岸漁業関係

 漁業情報 パンくずリスト矢印 漁海況情報 パンくずリスト矢印 沿岸漁業関係

シラス(8月)

 県内7港における1日1か統当たりの水揚量は、遠州灘(新居、舞阪、福田、御前崎)が112kg、駿河湾(吉田、用宗、由比)が167kgであった。平均水揚量は144kgで前年同月(64kg)の2.2倍、平年同月(過去5か年平均:277kg)の52%であった。また、総水揚量は180トンで前年同月(36トン)の5.0倍、平年同月(413トン)の44%で前年同月を大きく上回り、平年同月を大きく下回った。平均単価は1,625円/kgで前年同月(1,537円/kg)の1.1倍、平年同月(1,141円/kg)の1.4倍で、前年並であり、平年同月を上回った。

7港のシラス水揚量

漁 港

水揚量(トン)

延日数

延統数

平均水揚量(kg/統)

平均単価(円/kg)



新 居

  4.3

 7

  62

 69

1,825

舞 阪

 17.6

 7

 221

 80

1,969

福 田

 12.7

 7

 128

 99

1,608

御前崎

 22.5

11

  99

227

1,331

駿

吉 田

 38.3

11

 255

150

1,558

用 宗

 77.1

20

 327

236

1,649

由 比

  7.4

10

 155

 48

1,701

R7年 8月計

179.9

73

1,247

144

1,625

R6年 8月計

35.7

37

556

64

1,537

R5年 8月計

210.3

66

1,205

174

1,463

*各港の数値は四捨五入しているため、各港合計と月計の値は一致しない場合がある。

 

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定置網(8月)  

  伊豆半島東岸大型定置網7か統(伊豆山、古網、川奈、富戸、赤沢、北川、谷津)の水揚量は192.7トンで、前年(290.3トン)の66%、平年(315.3トン)の61%であった。また、1か統当たりの水揚量は27.5トン(前年:41.5トン、平年:45.0トン)であった。水揚量の多い漁場は、北川漁場(74.2トン、さば類、マアジ、オアカムロ)、次いで古網漁場(48.6トン、さば類、マアジ、マイワシ)であった。 多獲された魚種の水揚量は次頁(表)のとおりで、さば類は76.2トン、前年比3.7倍、平年比55%であった。水揚げされたさば類のうち、マサバは1.5トン、前年比3.1倍、平年比21%、ゴマサバは

72.5トン、前年比3.7倍、平年比58%、さばっこ(小型当歳魚銘柄)は2.1トン、前年比2.6倍、平年比20%であった。マアジは35.1トン、前年比22%、平年比1.1倍であり、このうち、じんだ(小型当歳魚銘柄)は0.3トン、前年比51%、平年比3%であった。マイワシは21.8トン、前年比46.7倍、平年比68%であった。マルソウダは12.4トン、前年比1.0倍、平年比61%であった。ヤマトカマスは6.3トン、前年比15%、平年比38%であった。
多獲された魚種の主な漁場は、以下(表)のとおりで、各漁場の水揚量の割合は、さば類では北川漁場が71%(53.7トン)、古網漁場が17%(13.0トン)、マアジでは古網漁場が23%(8.1トン)、谷津漁場が23%(8.0トン)、伊豆山漁場が19%(6.8トン)、赤沢漁場が16%(5.7トン)、北川漁場が15%(5.3トン)、マイワシでは古網漁場が54%(11.7トン)、谷津漁場が31%(6.67トン)、マルソウダでは古網漁場が58%(7.2トン)、ヤマトカマスでは北川漁場が40%(2.5トン)、古網漁場が17%(1.1トン)、谷津漁場が17%(1.0トン)、赤沢漁場が15%(0.9トン)であった。

参考表: 多獲された魚種の水揚量と主な漁場

魚 種

水揚量(トン)

前年比

平年比

主な漁場

さば類

76.2

3.65

0.55

北川、古網

マアジ

35.1

0.22

1.05

古網、谷津、伊豆山、赤沢、北川

マイワシ

21.8

46.74

0.68

古網、谷津

マルソウダ

12.4

1.03

0.61

古網

ヤマトカマス

6.3

0.15

0.38

北川、古網、谷津、赤沢

* 平年比は昭和57〜令和6年の平均値

 

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まき網(いわし類)(8月)

 マイワシの水揚量は、沼津港では48トン(前年同月比16.1倍、平年同月比8.0倍)、小川港では7トン(前年同月比1,631倍、平年同月比79%)、静浦港ではでは0.1トン(前年水揚なし、平年同月比3.0倍)伊東港では16トン(前年同月比16%、平年同月比74%)であった。カタクチイワシは沼津港、小川港、静浦港、伊東港では水揚げがなかった。

  なお、伊豆半島東岸の大型定置網7か統の水揚量は、マイワシは22トン、カタクチイワシは水揚げがなかった。

 

*平年:過去5か年(令和2〜令和6年)平均値

 

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