
漁海況情報:沿岸漁業関係
漁業情報
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沿岸漁業関係
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シラス(10月)
県内7港における1日1か統当たりの水揚量は、遠州灘(新居、舞阪、福田、御前崎)が401kg、駿河湾(吉田、用宗、由比)が442kgであった。平均水揚量は423kgで前年同月(95kg)の4.5倍、平年同月(過去5か年平均:179kg)の2.4倍であった。また、総水揚量は779トンで前年同月(92トン)の8.5倍、平年同月(256トン)の3.0倍で前年同月、平年同月を大きく上回った。平均単価は955円/kgで前年同月(1,754円/kg)の54%、平年同月(1,280円/kg)の75%で、前年同月、平年同月を大きく下回った。 7港のシラス水揚量
漁 港 |
水揚量(トン) |
延日数 |
延統数 |
平均水揚量(kg/統) |
平均単価(円/kg) |
遠
州
灘 |
新 居 |
29.7 |
10 |
109 |
272 |
1,083 |
舞 阪 |
119.2 |
10 |
385 |
310 |
1,044 |
福 田 |
115.2 |
9 |
222 |
519 |
865 |
御前崎 |
74.4 |
14 |
124 |
600 |
818 |
駿
河
湾 |
吉 田 |
215.4 |
18 |
431 |
500 |
960 |
用 宗 |
206.9 |
21 |
448 |
462 |
983 |
由 比 |
18.0 |
8 |
117 |
154 |
795 |
R7年 10月計 |
778.8 |
90 |
1,836 |
424 |
952 |
R6年 10月計 |
91.6 |
51 |
964 |
95 |
1,754 |
R5年 10月計 |
82.4 |
55 |
979 |
84 |
2,003 |
*各港の数値は四捨五入しているため、各港合計と月計の値は一致しない場合がある。
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定置網(10月)
伊豆半島東岸大型定置網7か統(伊豆山、古網、川奈、富戸、赤沢、北川、谷津)の水揚量は317.0トンで、前年(287.9トン)の1.1倍、平年(319.1トン)の99%であった。また、1か統当たりの水揚量は45.3トン(前年:41.1トン、平年:45.6トン)であった。水揚量の多い漁場は、伊豆山漁場(76.1トン、さば類、ヤマトカマス、ヒラソウダ)、次いで古網漁場(60.9トン、さば類、ヤマトカマス、ウルメイワシ)であった。
多獲された魚種の水揚量は以下(表)のとおりで、さば類は91.6トン、前年比2.7倍、平年比1.1倍であった。水揚げされたさば類のうち、マサバは1.4トン、前年比57%、平年比19%、ゴマサバは74.4トン、前年比3.5倍、平年比1.0倍、さばっこ(小型当歳魚銘柄)は17.2トン、平年比2.2倍(前年は水揚げ無し)であった。ヤマトカマスは77.6トン、前年比71%、平年比2.7倍であった。マアジは24.6トン、前年比2.0倍、平年比1.1倍であった。マルソウダは17.0トン、前年比49%、平年比44%であった。ウルメイワシは15.7トン、前年比2.6倍、平年比1.4倍であった。その他の魚種については、キハダが9.9トン、前年比1.1倍、平年比12.9倍で、昭和62年以降、最も水揚量が多かった。
多獲された魚種の主な漁場は、以下(表)のとおりで、各漁場の水揚量の割合は、さば類では伊豆山漁場が25%(22.7トン)、富戸漁場が23%(21.3トン)、古網漁場が21%(19.5トン)、赤沢漁場が20%(18.1トン)、ヤマトカマスでは北川漁場が29%(22.2トン)、伊豆山漁場が21%(16.5トン)、谷津漁場が19%(14.7トン)、マアジでは北川漁場が42%(10.5トン)、谷津漁場が22%(5.5トン)、伊豆山漁場が16%(3.9トン)、マルソウダでは伊豆山漁場が22%(3.8トン)、北川漁場が22%(3.7トン)、赤沢漁場が21%(3.6トン)、ウルメイワシでは古網漁場が64%(10.1トン)、伊豆山漁場が36%(5.7トン)であった。
参考表: 多獲された魚種の水揚量と主な漁場
魚 種 |
水揚量(トン) |
前年比 |
平年比 |
主な漁場 |
さば類 |
91.6 |
2.66 |
1.08 |
伊豆山、富戸、古網、赤沢 |
ヤマトカマス |
77.6 |
0.71 |
2.67 |
北川、伊豆山、谷津 |
マアジ |
24.6 |
1.98 |
1.13 |
北川、谷津、伊豆山 |
マルソウダ |
17.0 |
0.49 |
0.44 |
伊豆山、北川、赤沢 |
ウルメイワシ |
15.7 |
2.60 |
1.44 |
古網、伊豆山 |
* 平年比は昭和57〜令和6年の平均値
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まき網(いわし類)(10月)
マイワシの水揚量は、沼津港では41トン(前年同月比1.2倍、平年同月比2.2倍)、小川港では69.1トン(前年水揚げなし、平年同月比339倍)、伊東港では0.03トン(前年同月比1.9倍、平年同月比0.8%)、静浦港では水揚げがなかった。カタクチイワシは沼津港、小川港、静浦港、伊東港では水揚げがなかった。
なお、伊豆半島東岸の大型定置網7か統の水揚量は、マイワシは0.009トン、カタクチイワシは水揚げがなかった。
*平年:過去5か年(令和2〜令和6年)平均値
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