水産試験場 利用普及部

研究のねらい

伊豆地域で漁獲される水産物を原料として、地域性のある水産加工品を開発し、特産品として情報発信することにより、漁業、観光面から地域の活性化を目指します。平成1112年度は戸田村の新たな特産品の創造を目標として、底曳き網で漁獲されるニギスを使った加工品の開発を行いました。

研究の成果

ニギスのすり身を製造し、各種練り製品(揚げ物、竹輪、はんぺん、蒲鉾等)を試作した結果、ニギスは味がよく、弾力が強い等の良好な加工特性を有していることが分かりました。そこで、利用しやすい素材として、糖を加え冷凍保存性を高めた上で塩摺りを済ませた調味冷凍すり身を開発し、商品化しました。 また、ニギスの新しい加工品として、スモーク風味を付けた焙乾丸干しも開発しました。