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静岡県水産・海洋技術研究所 伊豆分場

 研究成果の紹介  マダイ稚魚の音響馴致放流

マダイ稚魚の音響馴致放流

研究のねらい

マダイ稚魚を放流する前に音がすると餌がもらえることを学習させて(音響馴致)、放流した後に音と餌を継続することで、マダイ稚魚が放流場所から逸散する ことを防ぎ、放流魚の生き残りを良くします。

研究の成果

マダイ稚魚に300Hzの音を聞かせて、同時に配合飼料を与えることで、約2週間で音と餌を学習させることができます。音響馴致魚は、放流後3ヶ月まで放 流魚のの約30〜40%が滞留し、音響馴致せずに放流した魚に比べ滞留率が高く、また、その後の生き残りも良くなります。

音響馴致

音響馴致

放流場所に集まるマダイ稚魚

放流場所に集まるマダイ稚魚

音響馴致魚、非馴致魚の滞留尾数の変化
(音響馴致魚の方が多く放流場所に滞留している)

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