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静岡県水産・海洋技術研究所 富士養鱒場

 トピックス  ワシントン式水車にグリス注入

トピックス ワシントン式水車にグリス注入(平成29年11月6日)

富士養鱒場の見所の一つに、ワシントン式水車と呼ばれる水車があります。
この水車があるのは国内で富士養鱒場だけです。

屋外の養魚池には草木などのゴミが入り込みますが、
特に秋は落ち葉によって排水口のフェンスを塞いでしまうこともあり、そうなると水が流れずに魚を殺してしまいます。
ワシントン水車は、水流を利用して落ち葉などのゴミは下流に流しながらも魚止めの機能を持つ、隠れた名品です。

富士養鱒場にはワシントン水車が3機設置されていますが、
当場の水車は湧水量に応じて回転する台数が変わることから、
簡易的な水量計としても活用していました。
しかし、近年は右岸側の1つが動かなくなっていたことから、全機の軸受けにグリスを注入しました。

この水車にグリスを注入するのは10年以上ぶりと思われます。
心持ち動きが良くなったように感じられます。
今後、水量の多い時期に3つの水車が一緒に回る様子が見られることを期待しています。

昨今、朝晩や天気の悪い日は冷え込む季節となりました。
観覧の際には厚着の準備をしてお越し下さい。


ワシントン式水車と作業の様子 


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